ランニングフォーム「跳ねる」走りはマラソンにいいの??
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スポーツの指導の場面では、身体の感覚で表現することが多々あります。
しなやかに投げろ!押し込むように当たれ!柔らかくひねって!などなど・・・
具体的理論的に言うよりも、抽象的な表現の方が競技中では伝わりやすかったりもします。
ランニングのフォームでも感覚で伝えることはあります。
特に陸上競技場であれば400m周回をぐるぐる走るので、指導者は声がかけやすい。
あご引いて!肩の力抜いて!腕はもっと柔らかく振って!足をもっと蹴り上げて!地面をもっと蹴って!相手の真後ろにぴったりついて!などなど・・・。
声援混じりの指示が飛び交います。
そんな時、「もっと跳ねるように走って!」というを伝えるのはどうなのでしょうか?
そもそも跳ねるランニングフォームは競技に良いのでしょうか??
テレビ中継での実況では、「ピョンピョン跳ねる、バネのある走りですね~」何て表現はよく耳にします。
これは良い意味で使われています。
今回は、スポーツトレーナー荒井としての目線で、「ランニングフォーム 跳ねる!」について書いていきます。
賛否両論あるかもしれませんので、1意見として読んで頂ければ幸いです^^
ランニングフォーム 跳ねる
ランニングフォームでの跳ねる動きとは、具体的にどういうことなのでしょうか??
先ほども書いた、テレビ中継の実況にある「ピョンピョン跳ねる、バネのある走りですね~」とありますが、何故このような表現がされるのか。
足が地面に着地した時の力で、カカトがお尻につきそうなくらいまで蹴り上がっているからです。
そう、力感が一切ないにも関わらず足が大きく後ろまで蹴り上がっている、これが跳ねて見える正体です。
足のカカトがお尻につきそうなくらいまで蹴り上がっている時って、一般の方であればダッシュしている時くらいです。
(わざと膝だけを曲げると動きはなしで。)
そういうダッシュであれば、腕の振りから足の先まで力みが強く出るものです。
それに対してテレビに出るような選手は、ほとんど力みがなく軽く腕を振って楽そうに走って見えます。
しかし実際のスピードはかなりのもの。
駅伝の距離やマラソン、年齢にもよりますが
男子であれば㌔2分50~3分ちょい
女子であれば㌔3分10~3分30ちょい
㌔3分前後のスピードとは、一般の方が普通の自転車で追いかけようと思ったら、常に立ち漕ぎで全力に近い漕ぎ方をしないと並走もできません・・・。
それくらい速いです・・・・。
(羨ましい!)
少し話はそれましたが、ランニングフォームで「跳ねる」ているように見えるのは、エネルギーをほとんど使わないキレイなフォームでスピードが出ている走りです。
じゃあ、「跳ねる」ランニングフォームがいいの??
跳ねる感覚で走ろう!っと思った方、その考えになったのであれば要注意です!
私はランニング指導で、「跳ねるように足を動かせ!」とは言いません。
なぜならば、ランニングパフォーマンスを妨げる可能性が大きいからです!
跳ねる走り方が実現するためには、ニーアクションが起きない、臀部を使えた足の運び。
そして胸郭周りが柔らかく、肩の力が抜けていてかつ心肺機能(Vo2max)が強い人だからこそできる芸当です!!
なので、一般の方が「跳ねる」ランニングフォームで走ると・・・
- 上下動がでる
- 下半身への衝撃が強くなり怪我のリスクが高まる
- エネルギーを多く使う
- 前に進まずスピードが乗らない
- etc・・・・
まとめ
テレビで走るような実業団、箱根クラスの選手のような身体の使い方が上手く心肺機能も高い人の走りが、結果「跳ねている」ように見えるだけで、わざと跳ねさせているわけでありません。
(人に寄るかもしれませんが・・・)
日本人は基本的に骨盤後傾位で重心がやや後ろなので、黒人の方のようなピョンピョン走りよりも、「地面を踏む」という感覚の方が合うかもしれません・・。
踏む感覚については、また記事にしたいと思います^^
今回も読んで頂きありがとうございました!!
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